キャンピィだいとうにある田んぼで昔の民具を使って、米作り体験を行う「民具×米作り体験」の第9回「脱穀」を10月27日(日)に行いました。
「脱穀」とは稲の穂から籾を取る作業で、「千歯扱き」「回転式脱穀機」など様々な民具を使って行います。 「千歯扱き」は木の台の上から鉄製の櫛状の歯が水平に突き出した形をしている江戸時代に考案され、歯に稲穂を引っかけて、引っ張ることにより籾をとる民具なのですが10年ほど米用のものだと思って使っていたのですが10年目にして小麦用であるものだと発覚しました、、、 それでも皆様、小麦用の「千歯扱き」で籾をしっかりとってくださっていました。 取られた籾は「唐箕」という持ち手を回して風を起こし、その風力を利用して実が詰まっていない籾を飛ばして選別します。 この「唐箕」キャンプ場には3つあるのですが中田ネコ先生の産まれた翌年に作成されたものや明治時代中期の1890年代に作成され、130年生き抜いてきたものもあります。 そんな歴史を感じながら脱穀の作業を行い、例年は作業時間を少しオーバーして終了するのですが、今年は参加者やリーダー、協会員などのスタッフの頑張りのおかげで作業時間内に終えることが出来ました。
次回はいよいよ、羽釜や飯ごうで収穫米を味わいます。
今年の米はどんな味がするのか今から楽しみです。
職員 のっち